疫病と世界史 下 (中公文庫 マ 10-2)
ウィリアム・H. マクニール / 本
疫病と世界史 下 (中公文庫 マ 10-2)本ダウンロード - ウィリアム・H. マクニールによる疫病と世界史 下 (中公文庫 マ 10-2)は中央公論新社 (2007/12/1)によって公開されました。 これには301ページページが含まれており、本というジャンルに分類されています。 この本は読者からの反応が良く、5人の読者から4.1の評価を受けています。 今すぐ登録して、無料でダウンロードできる何千もの本にアクセスしてください。 登録は無料でした。 サブスクリプションはいつでもキャンセルできます。
疫病と世界史 下 (中公文庫 マ 10-2) の詳細
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タイトル : 疫病と世界史 下 (中公文庫 マ 10-2)
作者 : ウィリアム・H. マクニール
ISBN-104122049555
発売日2007/12/1
カテゴリー本
ファイル名 : 疫病と世界史-下-中公文庫-マ-10-2.pdf
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疫病と世界史 下 (中公文庫 マ 10-2)本ダウンロード - 内容(「BOOK」データベースより) かつてヨーロッパを死の恐怖にさらしたペストやコレラの大流行など、歴史の裏に潜んでいた「疫病」に焦点をあて、独自の史観で現代までの歴史を見直す名著。紀元一二〇〇年以降の疫病と世界史。「中国における疫病」を付す。詳細な註、索引付き。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) マクニール,ウィリアム・H. 1917年カナダ・ヴァンクーヴァ生まれ。シカゴ大学で歴史学を学び、1947年コーネル大学で博士号取得、同年以来、長い間シカゴ大学で歴史学を教えた。現在では引退し、コネティカット州のコールブルック在住。シカゴ大学名誉教授 佐々木/昭夫 1933年、東京生まれ。東京大学文学部、同大学院(比較文学・比較文化)に学ぶ。東北大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カテゴリー: 本
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下巻の主人公はテロリスト、パストゥーレラ・ペスティス。現代では発見者アレクサンドル・イェルサンの名にちなんでエルシニア・ペスティスの学名で呼ばれる。コードネームはペスト菌。彼が口から人体に入った場合、もし胃酸によって殺されさえしなければ、消化器内で急速に増殖し激烈で劇的な症状を表す。下痢、嘔吐、高熱、そして死。最初の微かな兆候が感じられてから数時間以内に生起しおえることもまれではない。徹底的な脱水症のため、数時間以内に患者はいわば以前の彼自身のしなびたカリカチュア(風刺画)ともいうべき存在に化してしまい、毛細血管の破裂によって皮膚の色は黒や青に変じるため「黒死病」と恐れられた。肉体の崩壊過程が、低速撮影した映画のように誇張され加速されて映し出され、見守るすべての者は、死の醜悪な恐怖と完全な不可避性を肝に銘じたのである。彼の前には身分も富も名声も、また神に仕える聖職者であろうと無力である。1348年をピークとして流行した際にはヨーローパの人口の1/3を死に至らしめ、1200年から1400年の間に中国では人口が50%以上減少した。秘蹟によって神の恩寵を受ける通例の儀式は、たとえ聖別された高僧が生き残っていてそれを執り行った場合でも、高致死率の感染症と突然の死の統計学的きまぐれには、心理的にとても釣り合うものではなく、後代のルターの成功を準備するひとつの要因となった。教会特有のどうしようもない硬直性とは打って変わって、諸都市の行政当局特にイタリアのそれは、激烈な悪疫の挑戦にかなり素早い対応をみせた。ペストに対応して様々な手段を取りうる能力を発揮したことは、彼らが常々いかに旺盛な活力を備えていたかを如実に示す。この活力こそ1350年から1550年の二世紀間にドイツとイタリアで都市国家が一種の黄金時代を迎えた原動力であった。医療技術と公衆衛生が発達した現代ではコレラは過去の遺物である。しかしながら寄生する形の生物の侵入に対して人類が脆弱な存在であるという事実は変わらない。人類の出現以前から存在した感染症は人類と同じだけ生き続けるに違いない。過去に何があったかだけでなく、未来に何があるかを考えようとするときには常に、感染症の果たす役割を無視することは決してできないのである。
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